ご家族が亡くなり、車を相続することになったものの、その車が遠方にある。
「実家に車が置いたままになっている」
「自分は名古屋市に住んでいるけれど、車は他県にある」
「名古屋で使いたいが、ナンバープレートの交換も必要なのだろうか」
このような状況では、車を取りに行くことや、名義変更のために何度も遠方へ出向くことが負担になるかもしれません。
相続に伴う手続きは、車がある場所や、これから誰がどこで使用するのかによって進め方が変わります。
車が遠方にあるからといって、すぐに自分で運転して名古屋まで持ってこなければならないとは限りません。
まずは、車の現在地と今後の使用予定を整理することから始めましょう。
車が遠方にあっても、名義変更の準備は進められます
相続した車が実家や遠方の駐車場に置かれている場合でも、車をすぐに移動させずに、相続関係の書類や名義変更に必要な準備を進められることがあります。
例えば、次のようなケースです。
- 親が亡くなり、実家に残された車を子どもが相続する
- 県外にある車を、名古屋市に住む相続人が引き継ぐ
- 相続した車を今後は名古屋市で使用したい
- 車を保管している地域と、名義変更を行いたい地域が異なる
ただし、書類の準備を進められることと、車を移動させずにすべての登録手続きが完了できることは別です。
車の種類や登録内容、ナンバープレートの変更の有無などによって、実際の進め方は異なります。
相続人の間で誰が車を引き継ぐのか決まっているか、車検証には誰が所有者として記載されているかなど、手続きに必要な前提を整理しておくことが大切です。
名古屋ナンバーへの変更が必要になる場合
遠方にある車を名古屋市で使用する場合、相続による名義変更とあわせて、ナンバープレートの変更が必要になることがあります。
ポイントになるのは、単に車がどこに置かれているかではなく、車を実際に使用する拠点である「使用の本拠の位置」です。
例えば、他県で使用されていた車を相続し、今後は名古屋市を使用の本拠として登録する場合、管轄が変わるため、原則としてナンバープレートの変更が必要になります。
一方、車が遠方に置かれているという理由だけで、必ずナンバープレートを交換することになるわけではありません。
名古屋ナンバーの対象地域や、どのような場合にナンバープレートの変更が必要になるのかについては、「名古屋ナンバーになるのはどこ?管轄地域とナンバープレート変更の基本」もご覧ください。

普通車の場合は、封印の取付けも関係します
普通車でナンバープレートの変更が必要になる場合は、登録手続きだけでなく、後部ナンバープレートへの封印の取付けも関係します。
そのため、名義変更の書類を用意することと、車両に新しいナンバープレートを取り付けることは、分けて考える必要があります。
軽自動車には普通車のような封印はありませんが、登録内容や使用の本拠の位置によってはナンバープレートの変更が必要です。
車を遠方から移動させる前に、手続きの進め方を考える
名古屋ナンバーへの変更が必要だからといって、最初から車を名古屋まで運ぶことだけを考える必要はありません。
車の所在地や登録内容によっては、名義変更に必要な書類の準備を先に進め、車両の移動やナンバープレートの交換について、別途段取りを考えられる場合があります。
ただし、普通車の管轄変更などでは、車両を実際に確認してナンバープレートを交換する必要があるため、車を動かさずに完了できるとは限りません。
遠方の車をどのように扱うかについては、例えば次のような点を整理します。
- 現在、車がどこに保管されているか
- 普通車・軽自動車のどちらか
- 車検証上の所有者は誰か
- 誰が車を相続し、今後どこで使用するのか
- 名義変更に加えて、ナンバープレートの交換が必要か
- 車両の移動や現地での作業をどのように手配するか
車が遠方にある場合、必要な手続きを一つずつ整理することで、何度も現地へ出向くことを避けられる可能性があります。
遠方の行政書士と連携する方法もあります
車の所在地と、名義変更を行う地域が離れている場合には、必要に応じて、現地の行政書士などと連携して進める方法も考えられます。
例えば、名古屋市にお住まいの方が、県外にある車を相続した場合です。
名古屋側で相続や登録に関する手続きを整理し、車両の所在地で必要となる対応については、現地の事情に応じて進め方を検討します。
ただし、どのような連携が可能かは、車の所在地や手続きの内容、現地で必要となる作業によって異なります。すべてのケースで、遠方の行政書士との連携だけで手続きが完結するわけではありません。
また、相続人同士で車を誰が取得するか決まっていない場合や、相続について争いがある場合には、名義変更を進める前に相続全体を整理する必要があります。
名古屋市にお住まいの方は、ナンバープレート交換も含めて考えられます
ゆめのほし行政書士事務所では、名古屋市にお住まいの方を対象に、自動車・バイクの相続に伴う名義変更や、必要に応じたナンバープレート交換のお手伝いをしています。
ナンバープレートの交換が必要な普通車については、登録手続きとあわせて、車両を運輸支局へ持ち込まずに、ご自宅の駐車場などで交換と封印の取付けを行える場合があります。
詳しくは、「ナンバープレート交換のお手伝い」をご覧ください。
ただし、この対応は名古屋市にお住まいの方を対象とするものであり、遠方にある車の現地でのナンバープレート交換を、全国どこでも当事務所だけで行えるという意味ではありません。
車が遠方にある場合は、名義変更を行う場所、車両の保管場所、ナンバープレートを取り付ける場所を分けて考え、実際に対応できる方法を検討する必要があります。
当事務所がお手伝いできること
ゆめのほし行政書士事務所では、名古屋市にお住まいの方を対象に、自動車・バイクの相続手続きをお手伝いしています。
相続した車が遠方にある場合も、車検証の記載内容や相続の状況、今後の使用予定を踏まえ、必要な手続きを整理します。
具体的には、次のような手続きをお手伝いしています。
- 相続による名義変更
相続関係や必要書類を整理し、名古屋ナンバー管轄の自動車などについて、名義変更に必要な書類の作成や登録手続きを進めます。 - 名古屋ナンバーへの変更に伴う手続き
使用の本拠の位置や登録内容を踏まえ、管轄変更に伴う登録手続きと、ナンバープレート交換の段取りを整理します。 - ナンバープレート・封印の交換
対応できる条件に該当する場合は、登録手続きとあわせて、ナンバープレートの交換や封印の取付けをお手伝いします。 - 必要に応じた遠方の行政書士との連携
車両の所在地などの事情に応じて、現地で必要となる手続きや作業について、連携できる方法を検討します。
なお、当事務所は名古屋市にお住まいの方を対象としており、遠方にお住まいの方からのご依頼や、すべての地域での現地作業に対応できるわけではありません。また、相続人同士の紛争や代理交渉は取り扱っていません。
「車は遠方にあるけれど、名古屋で相続手続きを進めたい」
そのような場合は、車をすぐに移動させることを前提にせず、まずは現在の状況と今後の使用予定を整理することから始めましょう。
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