親や家族が亡くなり、自動車を相続することになったとき。
「行政書士に依頼すると、どうしてこの費用になるのだろう?」
「名義変更の書類を作るだけなのに、高く感じる」
このように思われる方もいらっしゃると思います。
自分で手続きをすれば、行政書士への報酬はかかりません。そのため、依頼費用がどのような作業に対するものなのか、分かりにくいこともあるでしょう。
しかし、自動車の相続手続きは、申請書を作成するだけで終わるとは限りません。
相続の状況に応じて必要な書類を準備し、名義変更の申請を行い、必要に応じてナンバープレートの交換なども進めます。
この記事では、行政書士に自動車の相続手続きを依頼した場合、どのような作業に費用がかかるのかを整理します。
自動車相続の費用は、大きく分けて2つあります
行政書士に依頼する場合、費用は大きく分けて次の2つです。
- 行政書士への報酬: 書類作成や登録手続きなど、依頼した業務に対する費用
- 実費: 戸籍謄本などの取得費用、登録手数料、ナンバープレート代、郵送料など
実費は、車種や手続きの内容によって変わります。また、行政書士の報酬にどこまでの業務が含まれるかも、事務所によって異なります。
当事務所の費用の考え方については、費用についてのご案内をご覧ください。
1.相続の状況を整理するための作業
自動車の相続では、最初に車の状況や相続関係を把握する必要があります。
例えば、次のような点です。
- 相続人は何人いるのか
- 誰が車を引き継ぐのか
- 車検証には誰が所有者として記載されているのか
- 遺言書や遺産分割協議書など、手続きに関係する書類があるのか
相続人が一人の場合と、複数の相続人がいて、そのうち一人が車を引き継ぐ場合とでは、必要な書類が異なることがあります。
また、相続した車を自分では使わず、親族や友人に譲りたい場合には、相続と譲渡の進め方も考える必要があります。
そのようなケースについては、相続で車をもらったけれど使わない…身内や友達に譲りたいときの手続きと相談先も参考になります。

2.必要書類の準備や取得
自動車の相続では、相続関係や車の状況に応じて、戸籍謄本、印鑑証明書、遺産分割協議書などの書類が必要になります。
すでに必要な書類がそろっている場合と、これから取得する場合では、準備にかかる手間が異なります。
また、書類の取得を行政書士に依頼するか、ご自身で取得するかによっても、費用は変わります。
相続手続き全体の中で行政書士がどのような業務をお手伝いできるのかについては、相続手続きで行政書士がお手伝いできること・できないことでも取り上げています。

3.申請書類の作成
必要な書類がそろったら、登録手続きに必要な申請書類を準備します。
自動車の相続では、誰が車を引き継ぐのか、どのような相続関係なのかによって、準備する書類や申請内容が変わります。
単に車検証の氏名を書き換えればよいわけではありません。
必要な書類をそろえ、相続の内容に合った申請を行うことが大切です。
4.運輸支局などでの登録手続き
普通自動車の相続による名義変更では、必要書類を準備したうえで、運輸支局で移転登録の手続きを行います。
行政書士に登録手続きまで依頼する場合は、申請書類の作成だけでなく、登録窓口での手続きも依頼内容に含まれることがあります。
平日に時間を確保することが難しい方にとっては、こうした手続きを任せられることも、依頼する理由の一つです。
なお、軽自動車やバイクでは、車種や排気量によって手続き先や方法が異なります。
5.ナンバープレートの交換が必要な場合
相続による名義変更では、車の使用の本拠の位置が変わり、管轄が変更になる場合などに、ナンバープレートの交換が必要になることがあります。
例えば、他県のナンバーが付いた車を相続し、名古屋ナンバーの管轄で使用する場合などです。
普通自動車では、ナンバープレートの交換に伴い、封印の取り付けも必要になります。
通常、封印が必要な普通自動車では、車を運輸支局などに持ち込んで手続きを行います。ただし、一定の要件を満たす場合には、行政書士による出張封印を利用できることがあります。
出張封印を利用すれば、条件に応じて、車を運輸支局へ持ち込まずにナンバープレートの交換と封印の取り付けを進められます。
出張封印の仕組みや、利用できる場合については、行政書士による出張封印とは?|自宅・会社で完結するナンバープレート手続きもご覧ください。

このように、相続による名義変更にナンバープレートの交換や封印に関する作業が加わると、必要な費用も変わることがあります。見積もりを確認するときは、名義変更の報酬だけでなく、ナンバープレート代などの実費や、追加で必要になる作業の費用も確認しておきましょう。
6.車が遠方にある場合
相続した車が、亡くなった方の自宅や遠方の実家などに置かれていることもあります。
その場合、名義変更の書類を準備するだけでなく、ナンバープレート交換の必要性や、車をどこで使用するのかも考える必要があります。
名古屋市にお住まいで、相続した車が遠方にある場合は、相続で取得した車が遠方にある場合―名古屋ナンバーへの変更もご相談いただけますも参考にしてください。

車の所在地や登録内容によって必要な対応が変わるため、こうした事情も見積もりに影響することがあります。
行政書士の費用は、何を依頼するかによって変わります
行政書士の報酬は、事務所によって異なります。
また、同じ自動車相続でも、必要書類がそろっている場合と、書類の取得から依頼する場合では、必要な作業が異なります。
見積もりを比べるときは、次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 申請書類の作成が含まれているか
- 必要書類の取得も依頼できるか
- 運輸支局などでの登録手続きが含まれているか
- ナンバープレート交換が必要な場合の費用はどうなるか
- 登録手数料や書類の取得費用などの実費が含まれているか
金額だけでは、同じ内容の依頼なのか判断できないことがあります。
ご自身でできる作業と、行政書士に任せたい作業を整理しておくと、依頼する範囲も決めやすくなります。
当事務所がお手伝いできること
ゆめのほし行政書士事務所では、名古屋ナンバーの自動車・バイクの相続手続きをお手伝いしています。
- 相続した自動車・バイクの名義変更
- 相続の状況に応じた必要書類の準備
- 登録手続きに必要な申請書類の作成
- 必要に応じたナンバープレート交換などの手続き
費用は、車種や登録内容、必要な手続きによって異なります。
当事務所では、事前に業務内容をお伺いしたうえでお見積もりを行い、費用の総額をご説明しています。
「自分でできるところは自分で進めたい」
「平日に運輸支局へ行くことが難しいので、登録手続きを任せたい」
そのような場合も、必要な手続きを整理したうえで進めていきましょう。
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