車検証は、自動車を運転するときに車内に備え付けておかなければならない大切な書類です。
ところが、
- 車検証をどこに置いたか分からなくなった
- 車内を探しても見つからない
- 車検証を盗まれたかもしれない
- 電子車検証の紙の書類をなくしてしまった
このようなことが起きると、どうすればよいのか不安になる方もいらっしゃるでしょう。
車検証を紛失した場合は、原則として再交付の手続きが必要です。
ただし、紛失したからといって、必ずしも警察への届出が必要になるわけではありません。盗難の可能性がある場合と、単に置き場所が分からなくなった場合とでは、最初に取る対応も異なります。
この記事では、車検証を紛失したときの対応、再交付の申請先、必要書類などを順番に紹介します。
まずは車検証を紛失した状況を整理しましょう
車検証が見つからないときは、慌てて手続きを始める前に、どのような状況で紛失したのかを整理してみましょう。
盗難の可能性がある場合
車内が荒らされていたり、車検証のほかにも財布や書類、ナンバープレートなどがなくなっていたりする場合は、盗難の可能性があります。
このような場合は、警察署などに相談し、状況に応じて盗難の届出を行いましょう。
警察への届出を行った場合は、受理番号などを伝えられたときに、後から分かるように控えておくと安心です。
ただし、車検証の再交付を受けるために、すべてのケースで盗難届が必要になるわけではありません。
盗難の可能性がある場合は、車検証の再交付だけでなく、ほかに盗まれたものがないかも確認しましょう。
紛失した可能性が高い場合
書類を整理しているときや、引っ越しのあとに車検証が見つからなくなった場合は、紛失した可能性があります。
まずは、次のような場所を探してみましょう。
- 車内の書類入れやグローブボックス
- 自宅で車関係の書類を保管している場所
- 車検や点検を依頼した整備工場などから返却された書類の中
それでも見つからない場合は、再交付の手続きを検討しましょう。
申請では、紛失した理由などを記載することがあります。いつ、どこでなくしたのかを正確に思い出せない場合でも、分かる範囲で状況を整理しておくと手続きを進めやすくなります。
車検証を紛失したまま運転してもよい?
車検証は、法律により、自動車を運行するときに車内に備え付けておくことが義務付けられています。
そのため、車検証を紛失し、車内に備え付けられない状態で運転することには注意が必要です。
道路運送車両法では、車検証の備付け義務に違反した場合、50万円以下の罰金の対象となる規定があります。
「近所までなら大丈夫だろう」「コピーがあるから問題ないだろう」と考えず、紛失に気づいたら、できるだけ早く再交付の手続きを進めましょう。
なお、電子車検証の場合も、車検証情報をスマートフォンなどで閲覧できることと、車内に備え付ける書類の扱いは別です。電子車検証の紙の書類を紛失した場合も、再交付の手続きが必要になることがあります。
車検証の再交付はどこで行う?
車検証の再交付は、車の種類によって申請先が異なります。
普通自動車の場合
普通自動車の車検証再交付は、原則として、使用の本拠の位置を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所で行います。
ナンバープレートの地域名だけで判断せず、車検証に記載されている使用の本拠の位置をもとに、申請先を確認しましょう。
軽自動車の場合
軽自動車は、使用の本拠の位置を管轄する軽自動車検査協会の事務所・支所が申請先です。
普通自動車とは手続き先が異なるため、間違えないように注意しましょう。
なお、車検証を紛失した場合の再交付手続きと、住所変更や名義変更の手続きは別のものです。車検証の記載内容にも変更がある場合は、必要な手続きをあわせて整理することが大切です。
車検証の再交付に必要な書類
必要書類は、普通自動車と軽自動車で異なります。また、本人が申請する場合と、代理人が手続きをする場合でも必要書類が変わることがあります。
一般的には、次のような書類や情報を準備します。
普通自動車の場合
- 自動車検査証再交付申請書
- 車両番号や使用者の氏名・住所など、車両を特定するための情報
- 申請する人の本人確認書類
- 代理人が申請する場合は、委任状など必要な書類
紛失した場合は、申請書に紛失の理由などを記載します。破損した車検証が手元に残っている場合は、提出が必要になることがあります。
軽自動車の場合
- 自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)
- 車両番号や使用者の氏名・住所などの情報
- 代理人が申請する場合は、申請依頼書など必要な書類
こちらも、破損した車検証が残っている場合は提出が必要になることがあります。
必要書類や手数料は変更されることもあるため、申請前に各窓口の最新の案内を確認しておきましょう。
車検証が見つかった場合はどうする?
再交付の申請を進めている途中で、紛失したと思っていた車検証が見つかることもあります。
その場合は、手続きの進み具合によって対応が異なるため、申請先の窓口に相談しましょう。
再交付を受けたあとに古い車検証が見つかった場合も、どちらを使用すればよいのか迷うことがあるかもしれません。
古い車検証を新しい車検証と同じように扱わず、必要に応じて窓口に確認することが大切です。
車検証の紛失をきっかけに、住所や名義も見直したい場合
車検証を探していると、記載されている住所が以前の住所のままだったり、所有者がすでに亡くなった家族のままだったりすることに気づく場合もあります。
このような場合は、単に車検証を再交付するだけでなく、住所変更や名義変更などの手続きが必要かどうかも整理しましょう。
たとえば、引っ越しによって住所が変わった場合と、家族から車を譲り受けた場合とでは、必要な手続きが異なります。

ゆめのほし行政書士事務所では、名古屋ナンバーの自動車に関する各種手続きをお手伝いしています。
- 車検証の再交付
紛失や破損などに伴う再交付手続きをお手伝いします。 - 必要書類の作成・準備
車両の状況に応じて、申請に必要な書類の作成や準備をお手伝いします。 - 住所変更・名義変更などの手続き
車検証の記載内容にも変更がある場合は、必要な手続きを整理して進めます。
車検証を紛失すると、何から始めればよいのか分からず、不安になることもあると思います。
まずは、紛失した状況と車両の種類を整理し、適切な窓口で再交付の手続きを進めることが大切です。
名古屋ナンバーの自動車の車検証再交付でお困りの方は、必要な手続きを整理するところから始めてみましょう。
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