自動車やバイクも遺贈できる?贈与との違いをわかりやすく解説

相続

「自分が亡くなった後、大切にしてきた車を子どもに残したい」
「長年乗ってきたバイクを、親族やお世話になった人に引き継いでもらいたい」

このように、自動車やバイクを誰かに引き継いでもらいたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自動車やバイクも財産の一つです。生きているうちに譲る方法もあれば、遺言書によって亡くなった後に引き継いでもらう方法もあります。

今回は、自動車やバイクの「遺贈」と「贈与」の違いについて、分かりやすく解説します。

自動車やバイクも遺贈できる?

遺贈とは、遺言書によって、自分が亡くなった後に財産を特定の人などに無償で譲ることです。

預貯金や不動産だけでなく、自動車やバイクも遺贈の対象になります。

例えば、次のような希望を遺言書に記載することが考えられます。

  • 自分の車を長男に残したい
  • 大切にしてきたバイクを甥に引き継いでもらいたい
  • 自分が亡くなった後、所有している車をお世話になった人に譲りたい

相続人ではない親族や知人などにも、遺言書によって財産を残すことができます。

ただし、遺言書には法律で定められたルールがあります。また、ほかの相続人の遺留分などに配慮が必要になる場合もあるため、希望する内容を実現できるよう、事前に確認しておくことが大切です。

遺贈と贈与は何が違う?

遺贈と贈与の大きな違いは、財産を渡すタイミングと方法です。

遺贈は、遺言書によって自分が亡くなった後に財産を譲る方法です。

一方、贈与は、自分が生きている間に、財産を無償で相手に譲る方法です。贈与する側の意思表示だけでなく、受け取る側の承諾も必要です。

例えば、自分の車を子どもに譲る場合を考えてみましょう。

生きているうちに車を譲り、名義変更などの手続きを進めるのであれば、贈与という方法が考えられます。

一方、自分が亡くなった後に車を引き継いでもらいたいのであれば、遺言書で遺贈する方法などが考えられます。

どちらを選ぶかは、いつ財産を渡したいのか、誰に引き継いでもらいたいのかなどによって異なります。

車やバイクを贈与するときの注意点

生きているうちに車やバイクを譲る場合は、単に鍵を渡すだけでなく、必要な名義変更などの手続きについても確認しておきましょう。

車やバイクの種類によって、手続きの窓口や必要書類は異なります。

また、車検証などに記載されている所有者が自分以外の人や会社になっている場合は注意が必要です。

例えば、ローンの支払いが残っている車などでは、販売会社や信販会社が所有者として登録されていることがあります。このような場合は、自分の判断だけで自由に譲れるとは限らないため、所有者や契約内容を確認する必要があります。

さらに、贈与する財産の価値や贈与の状況によっては、贈与税などの税金が関係することもあります。

車やバイクを譲ることを考えている場合は、登録上の所有者や必要な手続き、税金についても確認しておくと安心です。

遺言書で車やバイクを残すときの注意点

自分が亡くなった後に車やバイクを引き継いでもらいたい場合は、遺言書に誰に何を残すのかを明確に記載しておくことが大切です。

例えば、複数の車やバイクを所有している場合は、どの車両を誰に残したいのかが分かるようにしておくとよいでしょう。

車両を特定するために、車名や登録番号、車台番号などの情報を確認しておく方法もあります。

また、遺言書の内容によっては、相続人との関係や遺留分への配慮が必要になることもあります。遺言書の作成方法にも法律上のルールがあるため、内容に不安がある場合は専門家に相談することも検討しましょう。

なお、遺言書で車やバイクを残す相手を指定しても、引き継いだ後の名義変更などの手続きが不要になるわけではありません。

実際の手続きは、車両の種類や登録状況、遺言書の内容などによって異なります。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 自動車やバイクを、相続人ではない人にも遺贈できますか?

はい。遺言書によって、相続人ではない親族や知人などに自動車やバイクを遺贈することもできます。ただし、遺言書の内容や相続人の遺留分などに注意が必要な場合があります。

Q2. 生前に車を贈与した場合、名義変更は必要ですか?

はい。車を譲り受けた場合は、車両の種類や登録状況に応じて名義変更などの手続きが必要です。車検証の所有者欄などを確認し、必要な手続きを進めましょう。

Q3. 遺言書があれば、車の名義変更は簡単にできますか?

遺言書があっても、必ずしも手続きが簡単になるとは限りません。遺言書の内容や相続関係、車両の登録状況などによって、必要な書類や手続きが異なります。

自動車やバイクを相続したとき、または贈与によって譲り受けたときには、車両の種類や登録状況に応じて名義変更などの手続きが必要になります。

当事務所では、名古屋ナンバー管轄の自動車・バイクの手続きについて、次のような内容を取り扱っています。

  • 自動車・バイクの相続に伴う名義変更
  • 贈与などによる自動車・バイクの名義変更
  • 車庫証明の申請手続き
  • ナンバープレートの交換に関する手続き