「車庫証明の費用って、どこも同じじゃないんですね」
実際にご相談を受けていると、
このような声をよく耳にします。
インターネットで調べると、
数千円のところもあれば、
もう少し高い金額が書かれている事務所もあります。
なぜ、車庫証明の費用は一律ではないのでしょうか。
この記事では、
価格の話だけに見えがちな車庫証明を、
“どんな作業と判断が含まれているのか”という視点で整理します。
車庫証明は「書類を出すだけ」ではありません
車庫証明というと、
- 書類を作って警察署に出す
- 形式的な手続き
と思われがちです。
しかし実務では、
申請前に確認すべき点がいくつもあります。
この確認の深さによって、
作業内容や手間が大きく変わるため、
費用にも差が出ます。
書類作成だけで済むケース
比較的シンプルなのは、次のようなケースです。
- 使用の本拠の位置が明確
- 駐車場の場所・区画がはっきりしている
- 配置図や所在図が過去と変わっていない
- 管轄警察署が近い
このような場合は、
書類作成と提出が中心となり、
作業量も比較的少なく済みます。
その結果、
費用も抑えられやすくなります。
現地調査が必要になるケース
一方で、次のような場合は
現地での確認が必要になることがあります。
- 駐車場の位置が分かりにくい
- 月極駐車場で区画番号が曖昧
- 配置図だけでは状況が判断できない
- 前回と使用状況が変わっている
- 申請内容に注意が必要な事情がある
この場合、
- 現地での確認
- 図面の作り直し
- 状況に応じた記載内容の調整
といった作業が加わります。
これが、
「現地調査を含む車庫証明」と呼ばれるものです。
費用の違いは「リスク管理の違い」
費用の差は、
単に「高い・安い」という話ではありません。
- 書類だけで進めるのか
- 現地まで確認してから進めるのか
この違いは、
申請後のリスク管理の違いでもあります。
現地確認をせずに進めることで、
- 差戻しになる
- 再提出が必要になる
- 余計な時間がかかる
といったことが起きるケースもあります。
安さだけで選ぶと起きやすいこと
「とにかく安く済ませたい」
という気持ちが悪いわけではありません。
ただ、実務では、
- 修正対応で時間がかかった
- 予定していた手続きが遅れた
というご相談を受けることもあります。
結果的に、
時間や手間の負担が大きくなってしまう
というケースも少なくありません。
車庫証明の費用を見るときの考え方
車庫証明の費用を見るときは、
- 何が含まれているのか
- どこまで確認してくれるのか
- 状況に応じた判断があるか
といった点を見ると、
納得しやすくなります。
「いくらか」だけでなく、
「どんな内容か」を見ることが大切です。


