自動車の相続が発生すると、
「まずは戸籍を集めなきゃ」
と考える方はとても多いです。
たしかに、
相続手続きでは戸籍が必要になります。
ですが、
自動車の相続では、戸籍を集める前に
決めておくべきことがあります。
ここを整理しないまま進めてしまうと、
あとから手続きが止まったり、
やり直しになるケースも少なくありません。
自動車の相続で、最初に考えるべきこと
戸籍は
「相続人を確定するための書類」です。
つまり、
何を確認したいのかが決まっていなければ、
戸籍を集めても意味が薄くなってしまいます。
自動車の相続では、
少なくとも次の点を整理しておく必要があります。
① 誰がその車を引き継ぐのか
自動車は、
不動産や預貯金と違い、
実際に使う人が明確になる財産です。
・誰が乗り続けるのか
・売却するのか
・廃車にするのか
ここが決まっていないと、
名義を誰にするのかも決まりません。
結果として、
「とりあえず相続人の一人の名義にした」
という判断が、
後から問題になることがあります。
② 相続人は何人いるのか、話し合いはできているか
戸籍を集める目的は、
相続人を確定させることです。
しかし、
相続人が複数いる場合、
自動車をどう扱うかについて
合意ができていなければ、
手続きを進めることはできません。
・連絡が取れていない相続人がいる
・考え方がまとまっていない
・代表者を決めていない
こうした状態で戸籍だけ集めても、
結局、手続きは止まってしまいます。
③ 名義変更以外の手続きが必要になるか
自動車の相続では、
名義変更だけで終わらないケースがあります。
たとえば、
・車庫証明が必要になる
・ナンバー変更が必要になる
・使用者と名義人が一致しているかの確認
これらは、
誰が使い、どこで保管するのか
によって変わります。
つまり、
ここが決まっていない段階で戸籍を集めても、
次の判断ができません。
「とりあえず戸籍」は、遠回りになることもあります
「先に戸籍を全部集めてから考えよう」
という進め方は、
一見、正しいように見えます。
しかし、自動車の相続では、
順番を間違えると、
時間も手間も余計にかかる
ことがあります。
戸籍は、
考えるための材料であって、
ゴールではありません。
当事務所がお手伝いできること
当事務所では、
自動車の相続について、
・まず何を決めるべきかの整理
・相続関係の確認
・名義変更だけで足りるかの判断
・車庫証明など関連手続きの確認
といった、
「順番を間違えないためのサポート」
を大切にしています。
「戸籍を取りに行く前に、
一度整理したい」
そんな段階でも、ご相談ください。


