相続が発生したあと、
- すぐに車を使う予定がない
- どうするか決めきれず、しばらく置いている
- 「とりあえず一時抹消した方がいいのかな」と考えている
このような状況になる方は少なくありません。
実際、相続直後は気持ちの整理もつかず、
車の扱いが後回しになりやすいものです。
この記事では、
相続した車をすぐ使わない場合の選択肢の一つである
「一時抹消登録」について、判断前に知っておきたいポイントを整理します。
相続した車を「すぐ使わない」ケースは多い
実務では、次のような理由で
車をすぐ使わないケースがよくあります。
- 亡くなった方が使っていた車で、今は誰も乗らない
- 売却するかどうか、家族でまだ決まっていない
- しばらく保管する予定
こうした状況で調べていくと、
「一時抹消登録」という言葉に行き着く方も多いのではないでしょうか。
一時抹消登録とは?
一時抹消登録とは、
- 車を一時的に使用しない状態として登録する手続き
- ナンバープレートを返納する
- 公道を走れない状態にする
というものです。
一時抹消をすると、
- 自動車税(種別割)が課税されなくなる
- 保険の見直しができる
- 管理コストを抑えられる
といったメリットがあります。
そのため
「使わないなら一時抹消した方がいい」
と考える方も多くなります。
一時抹消を選ぶ前に確認したいポイント
一時抹消登録は便利な制度ですが、
すべてのケースで最適とは限りません。
判断前に、次の点を確認しておくことが大切です。
① 相続関係は整理できているか
一時抹消登録を行うには、
相続人が誰か、誰が手続きをするのかが前提になります。
- 相続人が複数いる
- まだ遺産分割の話し合いが終わっていない
このような場合、
車の扱いについても合意が取れていないことがあります。
「使わないから抹消してしまおう」と進めた結果、
後からトラブルになるケースもあります。
② 将来、その車をどうする予定か
一時抹消は「一時的」な措置です。
- 売却する予定なのか
- 廃車にするつもりなのか
将来の方向性によって、
今やるべき手続きが変わることがあります。
一時抹消をしたあとに
再度登録し直す場合、
手間や費用がかかる点も知っておく必要があります。
③ 名義変更との関係
「名義変更をしないまま一時抹消できるのか」
と迷われる方も多いポイントです。
原則は名義変更をして一時抹消を行います。
何もしないで放置するのはおすすめしない理由
一時抹消をするかどうか以前に、
何も手続きをしないまま放置することは、
あまりおすすめできません。
- 税金の扱いが分かりにくくなる
- 書類が後から見つからなくなる
- 相続人間で認識がズレる
「今は使わない」場合でも、
最低限、どうする予定かを整理しておくことが大切です。
当事務所がお手伝いできること
相続した車について、
- 一時抹消を選ぶべきか迷っている
- 名義変更との関係が分からない
- すぐ決められないが、放置は不安
- 家族間での整理をどう進めるべきか悩んでいる
このような段階からでも、
状況を整理するお手伝いができます。
必ず一時抹消をする、名義変更をする、
と決めてからでなくても構いません。
「今の状況で、無理のない進め方は何か」
を一緒に考えることができます。


