親が亡くなったあと、
「とりあえずそのまま車を使っている」
「名義変更はまだだけど、日常的に乗っている」
実は、この状況の方は少なくありません。
では、
相続した車を名義変更しないまま使うことは違法なのか?
バレることはあるのか?罰則は?
現実的な視点で解説します。
結論:すぐに違法になるとは限らないが、安心できる状態ではありません
まず結論から言うと、
- 相続が発生した その瞬間に即違法 というわけではありません
- ただし、名義変更をしないまま使い続けることはリスクがあります
「今は問題なく乗れているから大丈夫」
と思っていても、後から困るケースが多いのが実情です。
なぜ「そのまま乗っている人」が多いのか
よくある理由は次のとおりです。
- 生活が落ち着くまで手続きに手が回らない
- 名義変更が面倒そう
- 家族間で誰が引き継ぐか決まっていない
感覚としては自然ですが、
法的には相続手続きが未完了の状態になります。
バレるのはどんなとき?
「正直、バレることってあるの?」
ここが一番気になるところだと思います。
実際に表面化しやすいのは次の場面です。
① 車検のとき
- 使用者と所有者の確認
- 相続関係を指摘されることがある
② 事故・トラブルが起きたとき
- 保険会社が名義を確認
- 相続未処理が問題になるケース
③ 売却・廃車しようとしたとき
- 名義変更が済んでいないと進められない
- ここで初めて「手続きが止まる」
④ 相続人同士で話がこじれたとき
- 「勝手に使っている」と言われる
- 車が遺産として問題になる
👉 日常使用では問題が出なくても、何かのきっかけで一気に表に出ます。
罰則はあるの?
名義変更をしていないこと自体に、
すぐ罰金が科されるケースは多くありません。
ただし、
- 道路運送車両法上、名義変更は義務
- 長期間放置すると「是正指導」の対象になる可能性
- 状況によっては罰則が科されることもあります
何より大きいのは、
罰則よりも「後処理が一気に重くなる」ことです。
特に注意が必要なケース
次に当てはまる場合は、早めの整理をおすすめします。
- 相続人が複数いる
- 車を売却・譲渡する予定がある
- 今後、引越しや名義変更の予定がある
- すでに数年そのまま使っている
これらは、後から一人で解決できなくなる典型例です。
「いつかやろう」が一番大変になります
相続した車の名義変更は、
- 早い段階 → 比較的シンプル
- 時間が経つ → 戸籍・同意関係が増える
という特徴があります。
「今は困っていない」
=
「今が一番ラクに片付けられるタイミング」
であることも少なくありません。
当事務所がお手伝いできること
当事務所では、
- 相続した自動車の名義変更手続き
- 必要書類の整理・確認
- 相続人が複数いる場合の進め方のご相談
など、状況に応じたサポートを行っています。
「違法なのか分からない」
「今さら聞いていいのか不安」
そんな段階からでも構いません。
気になることがあれば、無理のない形でご相談ください。


