車庫証明の申請で、
「その場所、もう少し説明してください」
「地番はどこになりますか?」
と聞かれて戸惑った経験はありませんか。
住所は合っている。
図面も出している。
それなのに手続きが止まる――。
実はこれ、珍しいことではありません。
原因は「地番と住所の違い」そのものではなく、
車庫の場所をどう説明しているかにあります。
地番と住所は、そもそも役割が違う
まず押さえておきたいのは、
地番と住所は「目的が違う」という点です。
- 住所
→ 郵便や住居表示のためのもの - 地番
→ 土地を特定するためのもの(登記上の番号)
普段の生活では住所しか使わないため、
地番を意識する機会はほとんどありません。
しかし、
「どの土地を使っているのか」を確認する場面では、
地番が重要になることがあります。
車庫証明は「住所が合っていればOK」ではない
車庫証明の目的は、
「その車を保管する場所が、実際に存在し、使用できるか」
を確認することです。
そのため、
- どの敷地なのか
- どの位置に車を置くのか
- 他人の土地や通路を使っていないか
といった点を、
第三者が見て分かる形で説明できるかが重要になります。
住所が合っていても、
その説明が曖昧だと、
追加の確認や説明を求められることがあります。
地番と住所のズレで起きやすいケース
実務でよくあるのは、次のような場面です。
- 自宅敷地だと思っていたが、実は別の地番だった
- 敷地内だが、通路部分を車庫として説明している
- 図面上は敷地内に見えるが、実際は境界をまたいでいる
これらは、
悪意がなくても起きるケースばかりです。
ただ、
地番と住所の関係が整理されていないと、
「その車庫はどこですか?」
という確認につながります。
「間違っている」より「説明できない」が問題になる
車庫証明で問題になりやすいのは、
記載内容が間違っていることよりも、
聞かれたときに説明できない状態です。
- なぜこの場所なのか
- どの土地を使っているのか
- 他の敷地とどう区別されているのか
これを整理しないまま申請すると、
結果として手続きが止まってしまいます。
書類は簡単でも、判断が必要な場面はある
車庫証明は
「書類を出すだけ」「形式的な手続き」
と思われがちです。
しかし実際には、
地番・住所・図面・使用実態を
どう整理して説明するかで、
判断が分かれる場面があります。
特に、
敷地が複数に分かれている場合や、
共有地が絡む場合は注意が必要です。
まとめ
地番と住所の違いを
詳しく知っているかどうかよりも大切なのは、
車庫の場所を、第三者に説明できる状態かどうかです。
「住所は合っているのに止まった」
そんなときは、
地番と位置関係の整理ができているか、
一度立ち止まって確認してみる必要があります。
当事務所がお手伝いできること
車庫証明の手続きでは、
書類そのものよりも、
「その場所をどう説明するか」で迷われる場面があります。
当事務所では、
地番・住所・図面・使用状況を整理し、
申請内容が分かりやすく伝わるようサポートしています。
ご自身で手続きを進める中で、
「この書き方で大丈夫だろうか」
「説明を求められたが、どう整理すればよいか」
と感じたときは、
無理に進めず、一度ご相談いただくことも一つの方法です。


