相続が発生すると、
不動産、預貯金、保険、株式、そして自動車など、
さまざまな手続きが一度に押し寄せてきます。
その中で、よく聞かれるのがこの疑問です。
「車の相続手続きって、いつやればいいんですか?」
結論から言うと、
車の相続手続きには“適切なタイミング”があります。
やみくもに進めてしまうと、
後からやり直しが必要になることも少なくありません。
この記事では、
相続全体の流れの中で、
車の相続手続きをどの順番で進めるのがよいのかを
分かりやすく整理します。
相続手続きの全体像|まずは「順番」を知ることが大切
相続の手続きは、大きく分けると次の流れになります。
- 相続財産の調査・整理
- 相続人の確定
- 遺産分割の話し合い(遺産分割協議)
- 各財産ごとの名義変更・解約手続き
不動産、預貯金、車の手続きは、
④の段階で行うのが基本です。
つまり、
「誰が何を相続するか」が決まってから
それぞれの名義変更を進めます。
車の相続手続きは「遺産分割が決まってから」
車の相続手続きも、原則として
- 相続人が確定している
- 車を誰が引き継ぐのか決まっている
この2点がそろってから行います。
遺産分割協議書や、
相続関係を証明する書類が整っていない状態で
先に車の名義変更をしようとすると、
- 必要書類が足りない
- 再提出になる
- 他の相続財産との整合性が取れなくなる
といったトラブルにつながることがあります。
不動産・預貯金と比べた「車の位置づけ」
では、不動産や預貯金と比べると、
車の相続手続きはどのような位置づけなのでしょうか。
不動産
- 登記が必要
- 時間がかかる
- 専門家(司法書士等)と連携することが多い
預貯金
- 口座凍結がある
- 生活費の関係で早めの対応が必要な場合もある
車
- 日常生活で使うことが多い
- ただし、名義変更は急ぎすぎる必要はない
このように、
車は「すぐに名義変更しなければならない財産」ではありません。
だからこそ、
相続全体の整理が終わってから進めることが大切です。
ただし、車を使い続ける場合の注意点
名義変更をしていなくても、
すぐに車が使えなくなるわけではありません。
しかし、
- 自動車保険の名義
- 万一の事故時の責任関係
といった点には注意が必要です。
「とりあえず乗っている」状態が長くなる場合は、
一度専門家に相談しておくと安心です。
車の相続手続きは「単独」で考えないことが大切
車の手続きは、
書類だけを見るとシンプルに見えるかもしれません。
しかし実際には、
- 相続関係との整合性
- 他の財産とのバランス
- 進めるタイミング
を誤ると、
かえって手間が増えてしまうことがあります。
車だけ切り離して考えないこと。
これが、相続手続きをスムーズに進めるコツです。
当事務所がお手伝いできること
当事務所では、
車の名義変更だけでなく、
- 相続全体の流れの整理
- 車の相続手続きを進める適切なタイミングのご案内
- 必要書類の確認・作成サポート
など、
「どこから手を付ければよいか分からない」段階から
丁寧にお話を伺っています。
「まだ正式に頼むほどではないけれど…」
そんなご相談でも大丈夫です。
相続と車の手続きで迷われたときは、
一度ご相談ください。

