自動車の名義変更や住所変更などの手続きは、
「家族のことだから代わりにやってあげよう」
「ディーラーさんや車屋さんに言われた通りに書けば大丈夫だろう」
と、善意で進められることが多い手続きです。
しかし実務では、
知らないうちに“できないこと”をしてしまっていた
というケースも少なくありません。
今回は、自動車手続きについて
一般の方が「できること」と「注意が必要なこと」
を整理してお伝えします。
家族が代わりにできる手続きもあります
まず前提として、
すべての自動車手続きが
「本人でなければ一切できない」
というわけではありません。
たとえば、
- 正しい委任状がある
- 必要書類がすべてそろっている
- 内容が単純な名義変更・住所変更
といった場合、
家族が窓口へ行って手続きを行うこと自体は可能
なケースもあります。
ここまでは、
多くの方がイメージしている通りです。
「代わりにやること」と「書類を作成すること」は別です
誤解されやすいのが、
手続きの“提出”と“書類作成”の違いです。
- 窓口へ行って書類を提出する
- 事前に必要書類をそろえる
これらと、
- 内容を判断して書類を作成する
- 代理人として業務として行う
という行為は、
法的な扱いが異なります。
特に、
報酬を受け取って
反復・継続して書類作成を行う場合、
行政書士でなければできない業務が含まれます。
「昔からやっている方法」が通らないこともあります
実務の現場では、
- 昔は通ったやり方
- 周りが普通にやっている方法
が、
現在の運用では認められない
というケースも増えています。
制度や運用は、
少しずつ見直されています。
「今まで大丈夫だったから」
という理由だけで進めてしまうと、
思わぬところで手続きが止まることがあります。
善意でも、結果として問題になるケース
多いのが、
- 家族が内容を判断して書類を作った
- 本人の意思確認が不十分だった
- 実態と違う内容で提出してしまった
といったケースです。
悪意はなくても、
結果として不適切な手続き
と判断されることがあります。
だからこそ、
「分からないまま進める」
ことが一番のリスクになります。
判断に迷うときは、立ち止まることも大切です
自動車手続きは、
スピードよりも
正確さが大切な手続きです。
- これは自分でやっていいのか
- どこまでなら家族が関われるのか
- 今の状況で進めて問題ないのか
少しでも迷いがある場合は、
一度立ち止まって整理することが、
結果的に一番の近道になることもあります。
当事務所がお手伝いできること
当事務所では、
自動車手続きについて、
- ご家族が対応できる範囲の整理
- 専門家が関わるべき部分の判断
- 無理に進めない方がよいケースの説明
といった点を含めてサポートしています。
「必ず依頼しなければいけない」
というものではありません。
ただ、
不安を感じたときや、
判断に迷ったときに
相談できる窓口としてご利用いただければと思います。


