免許返納後、車をそのままにしてはいけない理由|名古屋で考えたい車の整理

運転免許を返納したあとの自動車の取り扱いについて紹介するアイキャッチ画像。運転経歴証明書や車検証を背景に、車をそのまま置いておく場合の問題や、家族への譲渡、売却・廃車などを考えるきっかけを表現 相続

高齢になり、運転に不安を感じて運転免許を返納する方がいらっしゃいます。

それは、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大切な決断です。

一方で、免許を返納したあと、車については、

「もう運転しないから、車のことは後で考えよう」
「まだ使える車だから、とりあえず置いておこう」
「子どもが使うかもしれないので、そのままにしておこう」

と、整理を先延ばしにしてしまうこともあります。

しかし、車は運転しなくなったからといって、名義や税金に関する手続きが自動的に終わるわけではありません。

そのままにしておくことで、数年後に売却や廃車をしようとしたとき、あるいは相続が発生したときに、ご本人やご家族の負担が増えることがあります。

この記事では、免許返納後に車をそのままにしておくことで起こり得る問題と、元気なうちに考えておきたい車の整理についてご紹介します。

「乗らないだけ」では済まないのが車の手続きです

運転免許を返納しても、車検証の名義や住所、自動車税に関する取扱いが自動的に変わるわけではありません。

車を運転しなくなっても、所有者として登録されている状態が続くことがあります。

また、車を自宅の駐車場に置いたままにしていても、車の所有関係や登録に関する問題がなくなるわけではありません。

例えば、免許返納後に車をどうするか決めていないと、次のような問題につながることがあります。

免許返納後、車をそのままにしておくと困る3つのこと

① 乗っていない車にも税金がかかる

自動車税種別割は、原則として毎年4月1日時点の登録上の所有者などに課税されます。

そのため、車を運転していなくても、所有している状態が続けば、税金の負担が残ることがあります。

「もう何年も乗っていないのに、税金だけは支払っている」

という状態になることもあります。

今後使う予定がないのであれば、売却や廃車などを検討することも一つの方法です。

ただし、車を手放す場合には、車検証の内容や所有権の状態などによって必要な手続きが異なります。

② いざ処分しようとしたとき、手続きが難しくなる

免許返納後、数年間にわたって車をそのままにしておくと、いざ売却や廃車をしようとしたときに困ることがあります。

例えば、

  • 車検証や必要な書類が見つからない
  • 引っ越しをしていて、車検証の住所と現在の住所が異なる
  • 車の所有者が本人ではなく、販売店やローン会社などになっている
  • ご本人の判断能力や健康状態が変化し、手続きを進めることが難しくなっている

といったケースです。

特に、車検証に記載されている所有者が本人以外の場合は、本人の判断だけで売却や廃車を進められないことがあります。

元気なうちであれば、ご本人の意思を確認しながら、今後の方針を決めて必要な手続きを進めやすくなります。

車を使わなくなった段階で、今後どうするのかを考えておくことが大切です。

③ 車を残したまま相続が発生すると、家族の手続きが増える

免許を返納した後も車を所有し続け、そのまま相続が発生した場合、車も相続財産として扱われます。

ご家族は、不動産や預貯金などの相続手続きに加えて、車を誰が引き継ぐのか、売却するのか、廃車にするのかを考える必要があります。

相続人が複数いる場合には、誰が車を取得するのかを決めなければならないこともあります。

また、車を長年使っていなかった場合でも、相続による名義変更や売却などの手続きが不要になるわけではありません。

車を使う予定がないのであれば、元気なうちに整理しておくことで、ご家族が後から対応する負担を減らせる可能性があります。

免許返納後、車はどうすればよい?

免許を返納した後の車については、今後の生活やご家族の状況に応じて、いくつかの選択肢があります。

車を売却する

今後、自分で運転する予定がなく、家族も使用しないのであれば、売却を検討できます。

ただし、車検証上の所有者がローン会社や販売店などになっている場合には、売却にあたって所有権に関する手続きが必要になることがあります。

必要な書類や手続きは車の状況によって異なるため、早めに整理しておくと安心です。

車を廃車にする

車を使用する予定がなく、売却も難しい場合には、廃車の手続きを検討することになります。

普通自動車では、使用を一時的に中止する場合の手続きと、車を解体した場合などの手続きでは、内容が異なります。

単に駐車場に置いたままにするのではなく、車を今後どうするのかを考え、状況に合った手続きを選ぶことが大切です。

家族に譲る

子どもなどの家族が車を使用する予定であれば、名義変更をして引き継ぐ方法もあります。

ただし、家族だからといって、車検証の名義をそのままにしておいてよいとは限りません。

名義変更に必要な書類や、車庫証明などの手続きについても考える必要があります。

また、車の所有者と実際に使用する人が異なる場合には、登録内容や使用状況に応じた手続きが必要になることがあります。

車の整理は、本人の意思を伝えられるうちに

免許返納後の車については、ご本人が今後どうしたいのかを、ご家族と話し合っておくことも大切です。

例えば、

  • もう運転しないので、売却したい
  • 家族が使うので、名義変更をしたい
  • まだ処分するか決められないが、必要な手続きを知っておきたい

など、考え方は人それぞれです。

すぐに売却や廃車を決める必要があるとは限りません。

ただし、何も決めないまま年月が過ぎると、ご本人の健康状態や生活環境が変わり、手続きを進めることが難しくなる可能性があります。

また、本人の判断能力が低下した後では、ご家族が自由に車を売却できるとは限りません。

だからこそ、免許返納を一つのきっかけとして、車を今後どうするのかを考えておくことが大切です。

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ゆめのほし行政書士事務所では、名古屋ナンバーの自動車・バイクに関する各種手続きをお手伝いしています。

免許返納後の車についても、今後の方針に応じて、次のような手続きをお手伝いできる場合があります。

  • ご家族へ車を譲る際の名義変更
  • 売却や廃車に向けた必要書類の準備
  • 名義変更に伴う車庫証明などの手続き

実際に必要となる手続きは、車検証の所有者や使用者、住所、今後の使用予定などによって異なります。

免許を返納した後、車をどうすればよいのか迷っている場合は、まず現在の状況を整理し、今後の方針を考えることから始めてみてはいかがでしょうか。