インターネットなどを通じて、
他人同士で車を個人売買したあと、
「名義変更は後でやればいい」
と考えてしまうケースは少なくありません。
しかし、名義が変わらないまま車に乗り続けることには、
思っている以上のリスクがあります。
そのひとつが、自動車税の問題です。
名義が変わらない状態とは
個人売買では、
- 代金の支払い
- 車の引き渡し
は終わっているのに、
車検証上の所有者(名義)が売主のまま
という状態になることがあります。
この場合、
実際に車を使っている人と、
書類上の責任者が一致していません。
よくある落とし穴
①自動車税の納税通知書が元の所有者に届く
自動車税は、
毎年4月1日時点の所有者に課税されます。
名義変更が終わっていないと、
すでに車を手放している売主に、
自動車税の納税通知書が届くことになります。
すると、
- 「もう自分の車ではないのに…」
- 「なぜ自分が払うのか」
といったトラブルに発展しやすくなります。
➁税金をめぐって売主・買主でもめる
名義変更が遅れた結果、
- 誰が自動車税を負担するのか
- いつまでの分を精算するのか
が曖昧なままになり、
売主・買主の間で認識のズレが生じることがあります。
個人売買では、
この点を事前に決めていないケースが非常に多く見られます。
③事故や違反の連絡も元の名義人へ
名義変更がされていない場合、
- 駐車違反
- 事故に関する連絡
が、書類上の所有者である売主に届くことがあります。
自動車税の問題と重なることで、
「名義変更が終わっていない状態」のリスクが
一気に表面化することもあります。
なぜ個人売買では起こりやすいのか
他人同士の個人売買では、
- 取引のゴールが曖昧
- 名義変更の期限を決めていない
- 税金まで意識が回らない
といった理由から、
「とりあえず乗り始めてしまう」
ケースが起こりがちです。
トラブルを防ぐために大切なこと
名義変更は、
単なる書類手続きではありません。
- いつまでに名義を変えるのか
- 自動車税はどう扱うのか
- 手続きが遅れた場合はどうするのか
こうした点を取引の段階で整理しておくことで、
後から困る可能性を大きく減らせます。
当事務所がお手伝いできること
当事務所では、
名義変更が終わらないまま車に乗ってしまう、といった状況を
事前に防ぐことを重視しています。
具体的には、
- 個人売買の内容を整理し、手続きの流れを明確にすること
- 名義変更の時期や順番を、取引の段階で確認すること
- 自動車税を含め、後から問題になりやすい点を事前に共有すること
を通じて、
取引が途中で止まらないようサポートしています。
「まだトラブルは起きていないけれど、
この進め方で大丈夫なのか不安」
という段階でのご相談にも対応しています。


